おやしろ様が「お前の口の端の甘露は、なんでこんなにも甘いのか?」と聞くのも、聞かれて十糸が頬を赤らめるのもいつものことだ。ふたりは毎朝飽きもせず同じことを繰り返している。
おやしろ様からいただくこの甘露の幸福が、ずっと続くものだと十糸は思っ
ていた。
若い神様と拾われっ子十糸の御伽噺。
■本編 全24話
■番外編
□学ぶ神様 全3話
□お力について語る神様 全1話
■師匠のお話
□調和が成され、始まる日 全16話+後日譚一話
本編のみ少々性描写と残酷表現あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-19 06:00:00
118378文字
会話率:17%
王都の式典に参列するため、地方からやってきたローリウス伯爵夫妻。
年の離れた夫婦は心が通わず、夫は年下の妻を従わせるためにラフィルーシュを支配し、妻はそれに怯えて頑なに心を閉ざしていく。
だが、ラフィルーシュはそこで出会った王女の護衛隊長に
心惹かれていき……。
コメディに寄せてますが、夫による暴力的な行為等ありますのでご注意ください。
・サイト掲載の「王様と俺・ありきたりのLOVEAFAIR」の改稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-26 22:03:55
69462文字
会話率:52%
責任の重さを知った娘のいるホラー系家庭。その呪縛から、娘の詩世子が脱出するまでのサスペンス物語。
最終更新:2014-12-29 20:32:59
1719文字
会話率:49%
PM10:00 母娘2人で夕ご飯を買う。いつもの日常を覆したのは、コンビニの前の横断歩道に突っ込んできた左折車だった。
非日常の陰の主役にして小悪魔、楡崎ののかのお話です。
現実逃避していたら、いいところまで書き上がってしまいました。
これ
が小学生の思考回路なのか、正直自信がありませんが、力技の予定調和をお楽しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-27 20:31:45
20991文字
会話率:30%
舞台は名門の男子校、私立菩提樹学園。
その第三寮には、四人の賢者がいた。
快楽、理性、剣(攻撃)、盾(優しさ)
これら四つの調和が保たれ、学園の平和は守られていた。
だが、気まぐれなアマリリスことビオラは、
厄介事の種を早めに摘もうと、
自
分達の害になりそうな吸血鬼を、美しい歌で招き寄せてしまう。
しかし、吸血鬼は予想以上に手強く、あろう事か、
賢者達の血を啜り、身体を陥落させようとする。
彼と対等に渡り合えるのは、誘惑を仕掛けたビオラだけ。
気まぐれなアマリリスことビオラと、吸血鬼の戦いの行方は……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-08 19:40:00
1375文字
会話率:8%