有翼人の国レッガミルドの第一王子アイスガルドはその地位と端正な顔と鍛えられた体で華やかな女性関係を楽しんでいると思われたが、唯一の相手がみつからず焦ってきていた。
純白の翼をもつセレーナは色とりどりの翼の中で白色などみたことがないと子供の頃
から奇異な目で見られ、成長してからはもといた町を離れその色を隠して目立たぬように暮らしてきた。
他人からの目を気にして人と関わりたくないセレーナと偶然にであったアイスガルドは一目ぼれした彼女こそが唯一の相手直感する。
なんとか彼女に受けいれてもらいたいとセレーナの心をときほぐし、からめとっていく。
そんな二人のハッピーエンド恋物語。
★★2017年干支の酉にちなんでの翼のある人のお話★イベント的お正月短期集中小話です★★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-06 06:15:46
43616文字
会話率:33%
惑星オルテンシア。
淡い紫色をした美しい惑星は、異星人の襲撃により持ち込まれた未知のウイルスによって大地は荒廃し、生物が生きていけぬ場所となった。
悲観したオルテンシアの女神は、まだ生きている残り少ない大地を空高く浮かばせ、自らの力を
分けた《使徒》を遣わせた。有翼人である彼らが存在することで大地は浮かび上がり、侵攻してくる異星人たちと戦いながらも、生有る者はかろうじて未来を夢見ることができた。
揺らぐ性を持つ《使徒》は本能で番(つがい)を見つけ、唯一無二のその存在のため、自らの性を変容させる。だが、戦いが激化してくるにつれ、番を戦いで亡くす《使徒》が増え、やがて《使徒》の数が減っていった。
空中都市は《使徒》の数が減るたびに、穢れた大地に近付いていく。
異星人との戦いに負けるか、《使徒》の恩恵を失うか。
惑星オルテンシアの未来は再び黒雲に呑まれようとしていた。
これは、そんな惑星の、一つの物語……。
※1・2話にR18要素、BL要素はありません。
ハッピーエンドな感じでもないため、そういう作品が苦手な方にはおすすめしません……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-09 00:00:00
8694文字
会話率:22%
人間の子供は、両親からも愛されずに山深い森の奥に捨てられた。彼女を拾い匿ったのは有翼人の青年。背に鷹の翼を持つ彼は同胞たちの希望だった。彼は自分に約束されていた全てのものを捨てて彼女を求める。これは、人間の娘と翼ある男の物語。翻弄されるまま
に生きる彼女と、異種族である彼女を愛する禁忌を犯し、堕ちていく鷹翼の記憶。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-19 11:59:41
156519文字
会話率:14%