大学生の保科巴瑠は毎月1日きりのヒートを起こすΩ。抑制剤でヒートをコントロールしてΩであることを誤魔化していたが、ある日予定外のヒートを起こしてしまう。そんな巴瑠に気づいてピンチを救ってくれたのは同級生のα、藤中樹だった。応急処置の名目で樹
に抱かれたのをきっかけに、巴瑠は少しずつ樹に惹かれていく。だが樹はあちこちのΩに手を出しているαだと言う噂があって…。
更新はゆっくりです。気長にお付き合いいただければ幸いです。
♡マークのついてる回はR18(//∇//)の表現ありです。(ちゅーぐらいはつけません)
ゆくゆくはα男子大学生×Ω男子大学生×α社会人の三角関係になるかもしれない予定。あらすじも話が進んだら更新します。
※オメガバースの世界をお借りしています。
※男子妊娠、出産の表現があります。苦手な方は回避してください。
※2019.8.6 9章まで追加修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-07 00:00:00
53373文字
会話率:29%
惑星オルテンシア。
淡い紫色をした美しい惑星は、異星人の襲撃により持ち込まれた未知のウイルスによって大地は荒廃し、生物が生きていけぬ場所となった。
悲観したオルテンシアの女神は、まだ生きている残り少ない大地を空高く浮かばせ、自らの力を
分けた《使徒》を遣わせた。有翼人である彼らが存在することで大地は浮かび上がり、侵攻してくる異星人たちと戦いながらも、生有る者はかろうじて未来を夢見ることができた。
揺らぐ性を持つ《使徒》は本能で番(つがい)を見つけ、唯一無二のその存在のため、自らの性を変容させる。だが、戦いが激化してくるにつれ、番を戦いで亡くす《使徒》が増え、やがて《使徒》の数が減っていった。
空中都市は《使徒》の数が減るたびに、穢れた大地に近付いていく。
異星人との戦いに負けるか、《使徒》の恩恵を失うか。
惑星オルテンシアの未来は再び黒雲に呑まれようとしていた。
これは、そんな惑星の、一つの物語……。
※1・2話にR18要素、BL要素はありません。
ハッピーエンドな感じでもないため、そういう作品が苦手な方にはおすすめしません……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-09 00:00:00
8694文字
会話率:22%