103もの国々を侵略し覇道を成したゼオムント国の王は、敗戦国の王族・貴族・騎士・戦士・魔導士らの中から特に美しい者だけを選び、1000人もの公娼を制度として作り、愛する国民へと提供した。
国民たちは戦勝の喜びと支配者としての欲望を満たすため
、公娼達に思いつく限りの被虐を与え、辱めていった。
そんな日々が3年も経った頃、ゼオムント国は一つの壁にぶつかってしまう。
全力で思いつく限りに公娼を玩具にしてきた結果、彼らは肥大しきった加虐心を持て余してしまったのだ。
今のまま公娼達を犯しても新鮮味は薄れ、彼らは更なる被虐を求めていた。
そんな時、ひとつの進言が王を動かす。
「王よ、西でございます」
人間が支配する国家群の西側には、魔物の領域が広がっている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-04 20:28:26
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会話率:33%
王都から遠いリムケの町の近くに鬱蒼とした森が広がっている。その森に隠されるように小さな古い城があった。そこには田舎の森に隠された城には似つかわしくない、派手な美女が一人で住んでいた。数年前に夫を亡くし、そのまま一人で住んでいる若い未亡人――
という設定のサキュバスである。そして彼女の元に数ヶ月ぶりの獲物が迷い込んできた。食べられるのは彼か、それとも――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-26 20:30:37
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会話率:61%