元伯爵令嬢のカサンドラは、伯爵位を返爵して平民になり学校教師として身を立てている。返爵したのは社交界デヴュー前のことだったので、特に騒がれることもなく、平穏な日常生活を送っていた。
最近のお気に入りは、学校敷地近くの山遊びだ。学校の喧騒を離
れ、高台からの眺めを愛でながら気ままで自由な時間を楽しんでいた。
そんなある日、お気に入りの特等席に、行き倒れの旅人がいた。放っておくわけにもいかず、親切心で昼食を分けてあげたのだが……
カサンドラは知らなかった、その眠っていた旅人が、執務を抜け出してきた自国の若き皇帝陛下であることを……
*アマゾナイトノベルズ様にて電子書籍化*
2019/1/31配信開始、イラストは、久郎 先生です♪
*2019/12 続編 ~皇帝陛下と第三補佐官と紺碧の湖~を投稿しました。
別連載の形となります。シリーズカテゴリーからどうぞ♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-10 04:00:00
244025文字
会話率:32%
今はもう没落した元伯爵令嬢のマリアは、長い間ガードナー公爵と愛人関係にあった。だがある日公爵が主催した夜会で、公爵と王女殿下の婚約を告げられた。既婚者だと思っていた彼は実は独身で、マリアは「愛人」ですらなかったのだ。
妻がいると思っても止め
られなかった恋だった。だけど相手にとっては左手の指輪すら、マリアに踏み込まれないための偽装で。
「あんた、私を抱きたいの? どうぞ、使い古しでも良ければ。私は構わないわ」
傷心のところを現れた青年に自棄になって身を任せたマリアだったが、実はその青年はこの国の第三王子!
意地っ張りで素直になれない、でも根は純粋なヒロインが、いつも笑顔ながら実は腹黒?なヒーローに受け止められ、二人で幸せをつかむまでの物語。
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短編「拾った彼女の強気な弱音」のその後のお話です。プロローグは短編を一部改稿したものです。
本編完結済です、ありがとうございました!
他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-10 21:00:00
104951文字
会話率:46%
間に合わなかった「姫初め2016」。
「伯爵令嬢の姉」その後。無事に結婚したセオドアとフレデリカのお話。
しかしおのれの世界を生きてる女性が割り込こもうとする。
ざまあはあるけど胸糞注意。
最終更新:2016-01-19 00:00:00
15822文字
会話率:46%