中部ケンシリーズの最終話。浪人生のバイト秘書、優花は退職前に懸案となっていた取引をまとめようとするため、先方の重役と二人きりで部屋に篭って……。
最終更新:2012-04-08 19:04:39
39237文字
会話率:52%
美好真理子は勤めていた銀行を退職し、ただ今失業保険たる身の上。
プロポーズしてくれたもののしっくり来ない恋人・雄二とのこともいささか気が重いこの頃だった。
夏の終わりの真夜中、闇の中、真理子は何者かの手によって捕らえられ、見知らぬ部屋
の中に監禁されてしまう。
いったい誰がそんなことを?
いったい何のために?
真理子が犯人の男と接していくうちに、だんだんある感情が芽生えてくる。
その男のことを、真理子は会う前から知っていた。
ひとつのやり方によって、真理子は男の内面を深く理解していたのだから……。
繊細過ぎるゆえに傷つき続けた男と、愛された女。
そしてもうひとりの男。
三人の切ない想いと、祈りのものがたり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-08 13:17:38
174982文字
会話率:37%
匿名のメールで、ゲイであることを知られてしまい自己都合という名の解雇で退職を余儀なくされた駿河秋利(するがあきとし)。
突然降りかかった前途を絶つ出来事と、自分を貶めた人物に怒りと憎しみを抱く。
その不安定な気持ちを、一夜の相手で癒そうとし
ていたが、辿りついたのは寂れたBar。
そこから、秋利の淫欲と復讐に満ちた日常が始まる。
*都合により、一週間に3~4回の更新に変更になりました。100話超の長編になる予定ですので、宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-27 00:00:00
250064文字
会話率:44%
黒澤優(くろさわゆう)は勤続20年のベテラン執事……
しかし、不況の波は東京の豪邸にも容赦なく吹き荒れ、気がつけば黒澤も職を失っていた。
お人よしの黒澤は、満足な退職金も貰えぬまま、寒空の中に放り出されてしまう。
手に職と言っても、黒澤には
執事しかできない……
住むところもなく、鞄ひとつを胸に抱き、ただ呆然と佇む黒澤の前に一台の高級リムジンが――
そこに降り立ち黒澤を不遜に見下げる金持ち紳士。
その男の正体は……そして黒澤の運命は!?―――
これは、本人の自覚なしに周囲の男たちから愛されまくる執事・黒澤の苦労日誌である。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-22 21:45:31
4551文字
会話率:38%
室生雪(27)OL。平穏をこよなく愛し、怠惰を美徳とする彼女の夢は、稼げる今のうちにせっせと貯金をし、さっさと退職してのんびりと老後を過ごすことだ。女としては既に備忘価格1円まで評価減されていると自負する彼女であるので色恋ごとにも日々興味が
なくなっていく。こうして穏やかに一人歳を重ねていくのだろう、そう考えていた彼女の勤め先に、海外出向していた九十九社長の御子息が帰ってくるという。会ったこともなければ、今後関わることもほとんどないだろうと思っていた男性だったのだが―――室生雪の平穏はいかに。
=現在更新停止中=折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-23 00:04:06
23603文字
会話率:58%