●私は姉と妹に対して劣等感の塊だ。 ●さらに私には人に言いたくない秘密がある。それは火傷の痕。 ●初めてできた彼に求められても、私は火傷の痕を晒す勇気が無くて、断ってしまう。 ●彼は「他の奴とはしたんだろ?」と言う。 ●他の誰にも抱かれる訳
が無い。 私は火傷の痕があるのだから。 ●高校の卒業式が終わり、別れた彼に告白される。 ●私は彼に火傷の痕を見せる決意をする。それはつまり、抱かれるということだ。●性的表現があります。苦手な方はお戻りください。■※※小説家になろうに、『秘密』(短編)として性描写軽めの内容に編集した作品をUPしておりましたが、現在は検索除外中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-12 15:00:00
10106文字
会話率:39%
薬屋の娘フィリスは同居している二十も年上の用心棒「傭兵のアルフ」になついている。その昔傭兵だったアルフは顔に醜い火傷があるが、強くて優しい。フィリスの父は年頃の娘に縁談を考えているが、フィリスにはアルフしか考えられない。用心棒でしかないア
ルフはフィリスの求愛に応えてくれない。絶対キライじゃないはずなのに。
既成事実を作っちゃいな。親友のクリスタはそう言った。アルフを誘惑してしまえば、一度共寝をしてしまえば。
清純なフィリスは途方にくれるが、そこであるクスリを思い出す。エリクシール・デル・デューナ、砂の丘の妙薬。
「砂の丘のイェルン」の続編というよりは番外編。
清純なフィリスのお話なので濃厚描写はありません。でもBL要素はあり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-04 08:58:59
123009文字
会話率:63%
故郷の村を襲われ全てを失った少女は、復讐のために力を求め剣術を身につける事を望んだ。彼女に教えを請われ師匠となった元騎士の左頬には罪人の烙印があった。その醜い火傷のために化け物と呼ばれ人々に疎まれる彼は、いつしか弟子の少女を深く愛するように
なる。これは彼女と彼の物話。非力な少女と、彼女を守り束縛する黒い風の記憶。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-03 23:15:00
147961文字
会話率:30%