「私はいかにして彼女を殺し、肉を食らうに至ったか」
──2012年12月24日夜、都内のラブホテルで二十代の女性が殺害された。被害者は中堅同人サークルに籍を置く女性ライター、現場となった客室はキッチン付きの特別室で、現場の状況と遺体の損
傷状態から犯人は被害者を殺害後、遺体を調理し、その場で食したものと思われる。
犯人は被害者の元ファンの女性で、名もなきブログに自らの回顧録を非公開状態で保存していた。その全文をここに公開する。
……機能不全家庭で育ち、貧乏ゆえの挫折を味わい、金がすべて、そう信じて処女であるにも拘わらず風俗嬢になったユカは、まるでホストにハマるようにネット上のゲーム、人気同人サークル主催のTRPGのオンラインセッションに参加する。彼女の心を殺したものは、架空の世界、それだけだった──
「私の彼女に対する愛は、誰にも触れさせはしない。『腐女子の起こした凶悪事件』『現実と空想の区別がつかない痛いオタクの起こした事件』『メンヘラ腐女子の電波レズ』『愛ゆえのカニバリズム殺人』……そんな風に矮小化させるつもりなどないからこそ、私はすべての真実をこの世に置いていってやる」
※本作はFC2ブログにて無償公開中の同名作品の加筆修正版です。
※本作はpixiv、小説家になろう、FC2小説への重複投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-02 16:03:33
57048文字
会話率:22%
城西剣道部員の耕介と圭祐は幼馴染。圭祐は、やたらおホモだちごっこを仕掛けてくる耕介を持て余し気味の毎日だ。そんな圭祐の目下の目標は、耕介から上段で一本取ること。端から無理だと笑う耕介に「絶対に勝つ!勝った方が一日ご主人様だ」宣言をする圭祐。
もう後はない!かくして愛とプライドを賭した闘いが幕を開けた。と言う内容の「健全な肉体に宿る魂」を本編にスタートするシリーズ小説です。R18シーンには*印がついていますので、苦手な方はご注意を。基本コミカルHながらも切なさあり。時々シリアス風味です。水平線シリーズと微妙にリンクしています。 主に自サイトからの転載小説になりますが、サイトは書庫化していますので、ゆっくりと続きをこちらで書いて参ります。社会人編あり。一旦、完結にしておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-18 00:00:00
200277文字
会話率:41%
連休直前の仕事に追われる土谷は、編集長に桐也と別れるようにと告げられる。確証はないのだがと前置きされたその話に、土谷は澤野の事件には裏があることを知る。……今回は、桐也の巫女たるゆえんと澤野の事件の真相にせまります。 ※今回の話は第三章に
なります。他の章は目次ページのサイトバナーからどうぞ。 ※かなり鬱な心理描写入りますので、メンヘラ苦手な方は回避をおすすめします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-20 05:00:00
160908文字
会話率:32%