*R-18作品です*
幕末は桃郷、六本木。
今日、明日にも新時代の波は打ち寄せていた。
それでも六本木の夜は変わらない。田舎、田舎と馬鹿にされたこの街は、吉原から凱旋した両腕義腕の花魁によって生まれ変わったからだ。
この物語は小さな色
街の遊郭で育った“雪乃”という少女が、六本木という名を背負い怨念渦巻く吉原で花魁として花咲く一生を描いた話である。
*注意*
幕末の遊女を描いた作品ですが、特に遊女や幕末の知識(廓言葉や時代背景等)を盛り込んだ訳ではないので、作者の思い描いた遊女の世界を一方的に書いたものになってます。皆様の知識と随分かけ離れていますので、それでもよろしければどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-22 02:10:12
41441文字
会話率:54%
澄蓮はかるたクイーンである姉の蓮華の代わりに、女装して高校選手権の解説に赴いた。
なんとかバレずに仕事をやり終えたと思ったのに、蓮華の元彼の関谷に出会ってしまい…。
最終更新:2016-02-01 14:51:51
5076文字
会話率:13%
今は昔。東と西を結ぶとある国に、天に聳え立つように建てられた楼閣があった。楼閣には巫女姫が住まわり、貴重な天の理を説く教典を護っていた。ある日のこと、遥か西方の砂漠の王国より使者である皇子がおとなった。皇子は教典を授かるため、ひと月の間精進
潔斎して過ごさなくてはならない。その間、決して声を発してはならなかった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-16 17:30:55
3251文字
会話率:0%