あの日、現れた女は私の番。運命の女だった――
この世界には希少種《テリアカ》という種族が存在する。
その種族は月の民と呼ばれる、稀有な能力を持った人間のこと。
希少種であるマリーシャは、ある男から逃げていた。
それは三年前に森で助けた男―
―キアラン。
キアランはマリーシャを組み伏し、体を蹂躙しようとした。
キアランから与えられた甘美な愉悦は希少種の女の雌を刺激し、マリーシャの体に“跡”を残してしまう。それは希少種の女にのみ現れる淫紋。
淫紋は男を虜のする淫らな紋章であり、男との交合で発現、開花する。
希少種の女にとって、淫紋の花を刻みつけられることは男の番になること。
マリーシャはキアランの番になることを拒み、彼のもとから去った。
彼女がキアランのもとから逃げて三年後、
管理局の人間としてキアランがマリーシャのもとに現れる。
※次回更新は未定とさせていただきます。Twitterでご報告いたします※
※TLアルファオメガテイストです。テイストなので実際には違います※
※1話だいたい3000~5000文字です。まとめ読みがよろしい方はある程度話数を重ねたあとご覧ください※
※ちょこちょこ編集してます。特にアナウンスしませんが、大きくは変わっていません※
※お休みするときは記載します※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-22 12:00:00
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会話率:56%