「どうか、我々といっしょに来てください。お父君がお待ちです」
孤児のルーカスのもとに父を名乗る男からの迎えが来る。ルーカスは半ば誘拐されるようにしてその男のもとへ連れて行かれた。
そこで待っていたのは、ルーカスが生まれ育ったカントット国
を占領しているダン帝国軍の最高司令官・バートンだった。
「……僕、もう死んでしまったけど、ちゃんと父親いるよ?」
「あっているよ。君が父と思っている人はΩで、私はαなんだよ」
「そう、なんだ?」
バートンのもとで贅沢な暮らしをはじめるルーカスだったが、彼はやがてバートンに惹かれ始める。
そして、ルーカスがΩとして目覚めたとき、彼はバートンへの気持ちを抑えきれず、自身の出生の謎を探りはじめる……。
※近親相姦はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 22:21:59
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会話率:40%