「もっと俺の事を気にして、悩み考えろ。他の何にも手が付かなくなるほどにな」
周囲に悪影響なほどの魔力を持つせいで塔で一人で暮らしていた魔女にとって、時々顔を出してくれる魔王は唯一の知り合いだった。
しかしそんな魔王に無理矢理に身体を奪われ
て以来、魔女の身体には黒いツタと花の模様が刻まれている。
それが何なのかを問いかけても魔王は全てを教えてはくれない。
ある日見知らぬ男たちが来て、身体に刻まれた黒い花は魔族化している証拠だと、殺されそうになった。
魔女が覚悟を決めた瞬間に魔王が現れて抱き締められ――
「俺の唯一へと手を出した事、地獄の果てでも尚後悔すると良い」
孤独に生きてきた魔女が、分かりづらいけれど魔女に執着している魔王に振り回されながらも守られて、幸せになるまでのお話です。
※Rシーンは薄めです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 21:31:47
21652文字
会話率:36%
悪徳と淫蕩を愛しながら聖女として覚醒した少女アウロラ、生まれながら魔王としての宿命を背負わされた少年クレス。
幼い頃引き裂かれた二人は七年の月日を経て"いつか拐いに行く"という約束を果たし再会した。
そこから始
まる悪逆と背徳と淫蕩の旅路、二人の歩む先には血と臓腑と嬌声が広がっている。
男も女も死んでいき、見初められた女は悪に堕ちて二人と共に悲鳴と嬌声を撒き散らしていく。
これは、のちに"堕虐の魔王"と"悪淫の魔女"と呼ばれる二人の淫虐の物語。
二人が幸せになる物語だ。
※一話完結の一万字程の短編です。そこに至るまでの背景描写は極力省いて主人公二人が女達を悪堕ちさせるところのみを書きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-29 18:00:00
83138文字
会話率:42%