ある魔獣が恋をした
ある武神が恋をした
産まれたのは半神半魔獣
戦いの才は武神から知識の才は魔獣から
しかし、人間にも魔獣にも受け入れられない存在になりえた
故に彼は渇望した自ら受け入れてくれるものを
彼は諦めた人間になることを
しかし、
憧れは立ちきれなかった
いつしか、【闇と光の遣い】となった
悪しきものは食らい 善きものは助けた
それに、人間も魔獣もなかった
一人の少年がいた
少年は、王を守る近衛騎士よりも前線に立ち戦う騎士に憧れた
武の才も知識の才もあった
体つきも善かった
しかし、その国に勇者が舞い降りた
勇者は、騎士となった
少年は優秀だが勇者の前には霞んでしまった
故に実力を認めてもらえなかった
しかし、何度も何度も騎士学校修了試験を承った
何故か合格しなかった
不運か陰謀か...
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-29 14:37:50
349文字
会話率:19%