バルバラは悪食である。どれ程のものかというと、幼少期に好奇心が抑えきれず、先祖が封印したドラゴンのファフニールを胃に収めたぐらいである。
昔はドラゴン殺しの英雄。その祖先は今や落ちぶれた男爵。そんな家の末娘であるバルバラには親友がいた。騎士
団の同期で、同じオメガだった男。彼は英雄と称えられ、王子の番だとして結婚したのが数年前。そして疑惑の目を向けられるなか、死んだのが一年前。
王子が発狂し、国の将来を危ぶんだ宮廷魔術師達にバルバラは呼ばれた。
「殿下の番が異世界にもう1人、いるらしい――」
かくしてバルバラは、異世界にいる番と王子を引き合わせることに成功したが、異世界にいた男は親友そっくりで??
魔女狩り、異端審問官、錬金術が勃興する世界で、死んだはずの親友を探す魔女の物語。
※こちらはBL「婚活してたら俺の魂の番だっていう男が異世界からやってきたんだが」に登場するキャラ視点を切り離したものになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 20:33:40
50721文字
会話率:56%
好きな相手(男)に好みのタイプ(女)を聞かれたので適当に答えたら、数日後それに寄せてきた。でもゴツさはどうにもならなかったらしい。あーかわいい。
★★
初BLです。なので内容はベタです。サラリと読んで頂ければと思います。
エロは無いです
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-28 22:24:53
4301文字
会話率:45%