【「量子的な彼氏」スピンオフ】
妻が男と出て行ったあと、男手ひとつで一人息子を育てている光三。仕事と子育ての両立で限界近くにまで疲弊していたら、上司にとあるカウンセリングサロンへ行くよう勧められる。カウンセリング嫌いの光三は、断るつもりでサ
ロンに向かったのだが?
※「量子的な彼氏」を読了された方向けですが、プロローグとエピローグを読み飛ばせば独立した話になります。(自サイトからの移転作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-24 08:33:19
66138文字
会話率:48%
出会ったその日にいきなり口説き始めてきたスケベジジィ。
『あんた、俺の理想にピッタリだ!』
『あんたみたいな細い人を探してたんだよ!』
『処女? そんなの気にしないよ!』
『俺の手で変えてやるよ! あんた、絶対、佳いオンナになるよ!!』
極甘な台詞を散々吐いて、人をその気にさせておいて。
たった二週間仕事で会えない間に、オトコは態度をコロリと豹変させた。
『悪い。ただの散歩友達に戻ろう。』
ちょっと待て。
まさか、これも「失恋」って言うの?
あたしはずぇったい、認めないからねっ!!
普通なら、
もっと綺麗になって、もっともっと良い男見つけてやる!
と奮起するところを、そうはなれないザンネンなアラフォー女の物語。
※「カボシャール」は、フランス語で
“意地っぱり・頑固者”と云う意味の、グレの有名な香水です。
※実在の人物、建造物などの名称が出て参りますが、
勿論、関係はございません。
※このお話は、なんちゃって物語です。
あんまりリアリティーを求めないで頂けると有難いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-14 10:00:25
63187文字
会話率:25%