俺があの人を見つけたのは、誰もいるはずのない寮の中庭だった。人気の小説の悪役令息キャラ、のモデルとされる人物の名を名乗るその人と、俺は二人っきりで一ヶ月を過ごすことになる。
雪に閉ざされた小さな箱庭の中、限りのある日々を大事に大事に過ごした
俺たちは、やがてお互いを愛おしく思うようになったのだが……。
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てんつぶ様主催の「悪役令息アンソロジー」に寄稿させていただいたお話しです。悪役令息物にちゃんとなっているかはわかりませんが、とっても楽しく書きました。
全四話です。話は完結しており、予約投稿しております。
どうかどなたか、楽しんでいただけますように!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 01:00:00
27823文字
会話率:34%