人から敬遠され、自分自身も人と関わることが苦手な紗璃(さり)は、毎日大学院での研究やバイトの忙しさに追われ、自分でも気付かないうちに笑うことを忘れ、無表情が定着していた。
そんな紗璃に唯一、気に留めて声を掛けてくれる森口先輩にバレンタインデ
ーの日、チョコレートを用意して告白するつもりでいたが……よりによってその日、森口先輩が結婚することを知る。
毎日大学への行き帰りに通り過ぎるだけの公園で、そのバレンタインチョコを捨てようとしていた私に声を掛けてきた人は、陽気な外国人だった。
もう会うことはないと思っていたその人と再び出会ったのは、果たして偶然だったのか、あるいは必然だったのか……。
*『いつも』のシリーズ木槻家五女が主人公です。
*最終話にほんのりR18です。『いつもの』シリーズ初のエロ度低めです。
*日本語が拙い外国人設定なので、翻訳アプリで直訳した言葉に日本語ルビをふっています。日本語のセリフの場合、ひらがなとカタカナがまじっていますので、読み辛いかと思います。
*大学やラボ等は設定なので、実際の大学や団体とは一切関係ありませんし、事実と異なる箇所があると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 19:00:00
65704文字
会話率:47%
「…………子供ができた」そう言われた彼氏に、「――そう。分かった」と告げ、結璃(ゆり)は気を紛らわせる為飲みに行ったホテルのバーで一人酔い潰れた。
気が付くと、ベッドにはよく見知った欧米人の男性が裸で寝ていた。
いつも仕事中、睨むように突き
刺す痛い視線を送る男性だった。
*わりと気軽に読めるエロのはず
*『いつもの』シリーズ木槻家長女のお話です
*一応NTRに含まれるのかな?
読者様のお陰で日間総合4位(2022.8.26)、2位(2022.8.27)になってました!
沢山の評価をくださり、ありがとうございます。
誤字報告も大変申し訳なく恥ずかしく、ありがたい思いでいっぱいです。感謝申し上げます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 01:02:49
24429文字
会話率:31%