母の病を治す薬草を求めて、青年・アレンは森の奥へと足を踏み入れた。
だが、深い霧に包まれ、彼は帰り道を見失い、そのまま意識を失ってしまう。
目を覚ますと、そこは見知らぬ小屋の中。
彼を助けたのは、美しくもどこか影を宿した女・リリスだった。
彼女は黙って手を差し伸べ、温かな寝床と癒しの紅茶を与えてくれる。
けれど、その微笑みの奥に、ふと暗い翳りを感じてしまう――。
彼女を信じるか、疑うか。
たったひとつの選択が、アレンの運命を大きく分けていく。
■分岐あり(信頼ルート/疑念ルート)
■一部に過激な描写・成人向け表現を含みます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 16:33:24
9700文字
会話率:30%
その雨を浴びてはいけない
最終更新:2023-02-06 01:06:04
15339文字
会話率:7%
鉱山が発展し、建物が集まって一つの大きな錆びた塔を形成するルースト国。
宝石商の末っ子シダは第五王子のローリアと婚約し、会ったその日に同居を始めることになった。
ローリアはその夜からシダの髪の毛に執着を見せ、シダは流されていく。錆と退廃美の
街を舞台に、なんだかんだありつつもフェティッシュに関係を深めていく二人のお話。
■本編完結済みですが、不定期に番外編を更新します。
■改稿は誤字脱字・ニュアンス修正です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 21:06:58
39294文字
会話率:43%