ある日突然転生することになった青年は、『男しか存在しない世界』を望んだ。
蜂(アピス)と華(フロース)と呼ばれる男性体の暮らす世界に送り込まれた彼は、生涯幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
「――で、話が終わるわけがありませんよ
ね」
名門ホルトゥス学院に在学する華、ペルルベル・リリーフロイドは、始業式の日に窮地を偶然通りすがった編入生に助けられる。
彼は王国でも有数の名家出身の蜂であるにもかかわらず、今までその存在が知られていなかったという謎多き人物だった。
希少な蜂――しかも高位貴族ということで学院中が沸き立つ一方で、蜂嫌いを公言しているペルルベルは蜂を巡る華同士の揉め事が中々収まらないことに苛立ちを募らせていた。
そんな中、ある事件をきっかけとしてペルルベルは彼と深く関わっていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 00:00:00
87384文字
会話率:54%
昔々のお話、大昔ではありませんが数百年前に怪しい男の提案で、とある怪しい国家が起こりました。
国家と認めさせるにはやはり自国民を守らねばなりませんので、男は随分と怪しいモノで武装し、意見の合わない世界中の隣人達と話し合ったり、厳しい評価を下
したりしました。
真に遺憾ながら世界征服に限りなく近い事を成し遂げ、いつの間にか隣人からこの世の支配者とまで評され、『魔王』とまで呼ばれるようになったのです。
過程は愉快でしたが、成してからは詰まらぬお仕事の積み重ねです。男は、国家運営など性格に合わない事をすっかり思い出しました。
疲れ果てた男は、昔のように自由になりたいと願ったので、まず童女になってみました。
然る後美少女を追いかけまわしたりし始めました。過去の業からは逃げられないけれど、小さな女の子とは無敵なのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-19 21:17:02
1637741文字
会話率:47%
ジビオ・カレッツァは流れ者である。社会の底辺で生きるジビオに、身寄りは既にない。
オリジナル近世ファンタジー物です。
と言っても、どこかで見たような、よくあるファンタジー世界だと思います。
社会の底辺で生きてきた主人公の変転を描きます。
グロい要素もエロい要素も出てきますので、苦手な方は要注意。割と理不尽な階級社会です。
※現在書き終えている部分まで予約投稿してあります。毎週一回、土曜日更新
※予約投稿分が無くなると、少し更新がストップするかも知れません
※完全なフィクションです。嘘っぱちだから信じたらダメ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-27 02:00:00
260615文字
会話率:36%
吸血鬼掃討作戦のあと保護されたものの、召使いという身分に落とされた吸血鬼ハーフの少年は、やがて大人になり吸血鬼としての本能に目覚める。『記憶封印』の特殊能力を使いながら聖騎士の館の主である三姉妹の令嬢を懐柔したり服従させたりとしていく。
支
配したい主人公と、支配されることで救われるヒロインたちのお話。
(*=エロ有 ◇=非エロだがSMに準ずる行為や前戯など)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-03 23:00:00
284730文字
会話率:34%