僕は鳥の獣人でありながら、人の姿をとれない落ちこぼれである。
あれこれ言う奴は多いけど、不自由だと感じたことはない。
「おい!」
いつからか、僕の名前を呼ばない幼馴染み。
綺麗な黒の髪をした狼の獣人。
「ほら、この木の実、好きだろ?」
差し出された手には僕の大好きな赤い実。
そう、幼馴染みの瞳に似た色を持つ木の実は僕の大好物。
あれ?でも、どうして知ってるんだろ?
まぁいっか。
口も態度も悪いけど、この幼馴染みは何だかんだ言っても優しいのを僕は知っているもん。
◇◆◇◆◇◆◇
設定が、わりとユルユルなので深く考えずにサラッと読んで頂けると嬉しいです。
イケメン狼の獣人×落ちこぼれの天然な鳥の獣人のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 09:03:52
124756文字
会話率:25%