中臣尚人(15)中学三年。想い人に好きだと告白したら「ごめんね。だけど貴方には僕じゃない」そんな意味のわからない振られ方をした。「………は…?」なんだ、そのふざけた断り文句は。俺の想いに応えられないなら応えられないで仕方ないけれど、でもせめ
て、もっとちゃんとした理由を用意してくれないか。そんなので俺が納得するはずないだろう…っ! 恐ろしく自己評価の低い甘く優しく可愛らしい兄と、そんな兄至上主義な弟のお話。告白に至るまでの日常を、幼少期から描いています。弟視点。一章『お兄ちゃん(大好きっ)子になるまで(幼稚園年長・小学一年編)』、二章『ブラコンと呼ばれるようになるまで(小学二年・三年編)』完結しました。三章『兄弟以上の関係になるまで(小学四年編)』更新中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 06:00:00
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会話率:42%