童貞を卒業した辺境伯と、元未亡人が墓参りデートでいちゃこらする話。
「童貞を極めた辺境伯は未亡人に調教される」の後日談。
辺境ってめちゃ田舎〜!もはや異文化〜!という偏見すごいですが、うちの辺境はこんなもんです。
最終更新:2022-08-26 18:50:14
8110文字
会話率:24%
大陸で戦禍の火種が燻る昭和六年八月、広島県呉港の近くにて。今宵も将来を約束されたエリート海軍大尉・瀧本零士と素行不良が原因で出世コースを外された陸軍大尉・尾坂仙が大喧嘩を繰り広げていた。周囲を呆れさせるほどの罵倒と殴り合いを続ける瀧本と尾坂
だったが、しかしどういうわけか二人は喧嘩の最中に忽然と姿を消してしまうことでも有名だった。そんな彼らが乱闘現場から抜け出して向かう先は尾坂の下宿先。
実は喧嘩をしているその裏で、二人は密かに逢い引きを行っていたのだ。
瀧本が上陸するその日は、二人は尾坂の下宿先で激しい交接を行い夜を明かしていた。無論、これは誰にもバレてはいけない秘密である。
犬猿の仲で有名な二人が、態々危険を冒してまで逢い引きを繰り返す理由。それは名門華族の一族出身であり、恩賜組として輝かしい出世を約束されていたはずの尾坂が抱えた薄暗い過去に原因があり……
※2019年10月24日にタイトルを『鳳仙花』から今のに変えました。
※この話は2016年11月に作者がpixivに投稿した同名の一次創作小説を加筆修正したものとなっておりますが一部設定がpixiv版とは異なります。
※作中に登場するある人物がかつて暴行を受けていたり自i傷i行i為に走っていた等の描写がありますが作者はこれらの行為を美化する気もありません。
※あまり幸せとは言えない夜明け前みたいなほの暗いお話なので読む人を選ぶと思いますが、二人ぼっちの閉じた世界や共依存がお好きな方にはオススメです。
ふじょっしーさん、アルファポリスさんの所にも転載しております。pixivにあるのはこれの原型です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-09 11:40:31
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会話率:45%