愛を奪うとされる魔王の呪いで恋人の天才美形魔術師に忘れられた女魔術師が、毎日「その顔好き! 結婚してください!」と平凡顔に惚れられては、深夜零時を過ぎるたびに忘れられてを繰り返し、百日目に彼の愛の深さを知る話。
前中後編に分けました。
キーワードに苦手なものがある方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 21:17:51
17642文字
会話率:28%
【12/28 eロマンスロイヤルさまより書籍発売!】
「お互いに、歩み寄ってみないか?……強制的に」
目の前に差し出される怪しい小瓶。
「やだやだやだ!そんな怪しいもの怖くて飲みたくないよ~!」
とは口が裂けても言えない臆病者リリアンは、
もはや死んだつもりでそれを口にした。
まさかそれが……あんな薬だなんて思わずに。
いつも不機嫌な騎士様、婚約者・エドワルドの様子に超絶臆病な伯爵令嬢リリアンはどんどん委縮し、婚約者としての交流の時間はいつも地獄のような空気になっていた。
ついに見かねた両家の家族が2人を呼び出し、このままなら婚約は解消すると告げる。
今更どうにもできないしこれは婚約解消待ったなし、と絶望するリリアンに、エドワルドは思わぬ提案をした。
そして差し出されたその小瓶の中身は──。
これが最後のチャンス!と怪しい薬を使ってみたらなんかとんでもないことになっちゃった、臆病者ヒロインと不器用ヒーローが強制的に歩み寄るラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-17 12:36:34
98381文字
会話率:33%