2024/05/30 eロマンスロイヤルより書籍発売!
聖皇アドニスは、二百年に一度咲く「神花」から生まれ落ちたという聖人。そんなアドニスに閨での知識を授ける教育役に、シスター・ミネットが選ばれた。貴き聖人の血を後世に残すため、アドニスは教
会が選んだ候補と番うことが望まれているのだという。
未亡人のミネットは、かつて夫である老侯爵を超絶テクニックで腹上死させた「伝説の毒婦」として社交界で知られていた。しかしその実態は、初夜に夫が心臓麻痺でポックリお亡くなりになってしまっただけの二十五歳・処女である。
「猊下。子づくりをするにはまず、猊下の猊下をスタンダップさせる必要がありまして……」
「なぜだ? 人は花から生まれるのだろう?」
色香だだ漏れの麗しい容姿に反して性知識が五歳児レベルの聖皇猊下に、どうにかお相手候補の女性たちと関係を持っていただこうと奮闘するものの、結局自分が食われてしまう伝説の毒婦(処女)のおはなし。
※R18シーンを含む回には★がついています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 20:07:09
164244文字
会話率:37%