魔術師ディオネル・モーリクス。
死因は――30歳まで童貞だったこと。
その悲報を耳にしたトワネット・マドレリー公爵令嬢は嘆き悲しんだ。
聖女に任命されたせいで彼に対する思いを告げられなかったことを後悔した彼女は女神へ頼み込み、2年前に回帰
する。
「目障りだ。今すぐ俺の前から消えてくれ」
ディオネルに冷たくあしらわれても、トワネットはめげなかった。
「わたしと情を交わしましょう!」
「俺である必要性を感じられない」
「他の女性でも構いません」
「慰み者にする気はない」
「初体験を無事に済ませられるよう、わたしが全力でサポートいたします!」
「帰れ」
拒絶する魔術師にめげることなく公爵令嬢が寝込みを襲おうとした瞬間、彼は彼女を食らい尽くさんばかりの情熱的な口づけを交わし…?
「ずっと俺のものにしたくて、たまらなかった」
――胸の奥底に沈めていた想いを解放した彼が聖女を深く求めた時、領地最強の魔術師は世界最強の魔術師となる。
*
堅物冷酷な最強魔術師(童貞)×猪突猛進な泣き虫公爵令嬢(聖女)
行為は終盤折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 20:20:00
105101文字
会話率:43%
目隠しをされて愛され続けたアリーシャには、婚約者のことが、分からなかった。
夜の闇の間でだけ、優しい彼が、昼の日の下の婚約者と違うこと、分かっていてずっと甘えていた報いが…。
悔やんで歩き出すヒロインと、絶対に彼女を手放せなかったヒーロ
ーのカラダから始まっていたじれじれラブストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 00:00:00
10000文字
会話率:20%