18世紀初に世界を支配したアトーサ王国で宗教の内戦が勃発し、新神教は救済派と滅世派に分裂しました。
救済派は神がこの病んだ世界を救い、人類に幸福をもたらすと信じています。一方、滅世派は人類に救いの手はなく、神が世界を地獄に変えて人々を罰す
ると考えています。
救済派の信徒と権力者に洗脳された滅世派はお互いを嫌悪しています。滅世派は聖戦で決定的な勝利を収めた後、信徒を一掃するために軍を派遣しました。100年以上経った後、王国の貴族は内紛に陥り、新たな王フィリが信徒を大量虐殺し、人々を抑圧して洗脳しました。
山奥に隠れ住む救済派の教皇ラトンと妻のエリーシャは数百人の信徒と5人の子供たちを剣士として訓練し、滅世派を打倒する決意を固めました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 01:46:30
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