地方の貧乏男爵令嬢のリシェルは毎回、婚約破棄されていた。その理由は黒魔術が得意だったから。彼女の住まう帝国では黒魔術を使う女性は野蛮とされていた。また貧乏であったためにリシェルは黒魔術師にはなれず良家との婚姻を優先され、双子の弟だけが黒魔術
師となった。
そんなとき弟から入れ替わることを提案され、リシェルはそれを受け入れる。男装し黒魔術師として働き始めた彼女の教育係となったのは儚く美しい男性魔術師だった。けれどもその彼は女癖が悪くて、それに決して誰にも本心は見せない……『柔らかいね、抱き枕にちょうどいい』『あなたの抱き枕はたくさんいるでしょう?』私(男装中)は対象外ですよね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 20:05:40
117175文字
会話率:54%
【3月22日電子書籍配信】旧題「助けた魔獣が筆頭魔術師になって私を溺愛してくる件について」シェリーLoveノベルズ様より電子書籍化されます!
辺境生まれの没落男爵令嬢ルーナには秘密がある。ルーナには第一の人生の記憶があり、そこではバリキャリ
仕事女子だった。第二の人生でも結婚適齢期を超えても仕事に励んでいたとき、子供に蹴られ殴られていた魔獣を助けて部屋に連れ帰り介抱する。けれど翌朝、目が覚めるとベッドで横にいたのは空色の瞳を持つ美しい人間の男性。しかも最年少で筆頭魔術師になったという噂の美麗魔術師で……それになぜか甘く迫ってくる。「ねぇ、俺と結婚しよう?」「は!? 絶対嫌よ!」天然美麗魔術師×バリキャリ仕事女子の甘めなお話。ガッツリのR18には※つけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 20:13:54
123587文字
会話率:57%
リージェス子爵令嬢のエマは影が薄く、結婚適齢期でありながら同年代の男性からはほとんど見向きもされずにいる。だんだんと自信を無くしていき男性に苦手意識を持つようになっていた。
そんなある日、図書館の通路で従兄と遭遇する。いつもなら素通りされて
終わるはずが、絡まれ個室へ連れ込まれそうに。恐怖で固まるエマを偶然居合わせた図書館の常連である宮廷魔術師のラウルが助けに入る。密かに思いを寄せていたラウルにエマは感謝し安堵するが、突然「守護が消えかけている」と言われて……。
前編+後編、番外編(ラウル視点)の全3話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 19:00:00
20315文字
会話率:49%