二十二歳の葉月紗織は眉目秀麗で正義感が強く、努力家で生真面目な新任教師。勤務先の高校では男子生徒にも女子生徒にも好かれ、校内での人気を一身に集める存在だ。両親に大切にされて育ち、大学時代に交際を始めた恋人にも愛されている紗織は、充実した毎日
を送っていた。
ある日、陰湿で悪辣な男子生徒・猿田信彦の奸計に陥れられ、紗織は不良生徒たちに凌辱される。しかも、猿田の目的は紗織を犯すことだけではなかった。紗織の人格を剝奪し、命じられればところかまわず男のために股を開き、精液も小便も厭わず飲む――そんな従順で卑しい牝奴隷へと貶めることを目論んでいたのだ。
猿田の調教を受けた紗織は激しい羞恥心を感じながらも露出度の高い服装で教壇に立つ。生徒たちの前で痴態を晒し、卑猥な言葉を口にする。紗織を心から慕っていた女子生徒の一人は、そんな新任女教師の浅ましい姿に失望し、憎悪の炎を燃え上がらせる。
一方、紗織が師と仰いでいた五十代の生徒指導主任には、紗織も生徒たちも知らない別の顔があり――。
【注】この小説は2024年5月末に完成させたものですが、「オトナの小説大賞」に応募するにあたり、あちこちに手を加えました。
※長すぎるように思えた章(6000字以上)を分割し、再構成しました。改稿前は全26章でしたが全33章になっています。
※大幅に加筆したのは第三章~第五章と第三十章~最終章ですが、他の部分にもあれこれと手を加えています。
※トータルで1万字ほど増えました。削った箇所はほとんどありませんが、「前の方が良かった」と思われる方がいたら、ごめんなさい。
※なお、自分で読み返すと手を加えずにいられない性分なので、今後も加筆・修正する可能性があります。<2024.12.6>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 17:32:36
141830文字
会話率:41%
──僕の好きな彼女、琴塚恭子はビッチである。
そんな周囲の誤解も解けた彼女と出会って二回目の冬のこと、僕達は互いの父親に嫌気がさして駆け落ちした。
“サンパギータの雫が落ちる”
やってきたのは常夏の島、彼女のルーツの一つであるフィリピン共
和国。密入国した僕達は、着いた翌日には早速トラブルを目撃する。しかもそのトラブルメイカーズ、どうやら僕達とは浅からぬ縁がある様で──!?
最早運命だと受け入れるべきか、それとも圧し折るべきフラグなのか。厄介事と手を取り合ってやって来る面倒事に、僕こと篠原裕太が立ち向かう。助けを求めたアメリカ人の少女オリヴィア、そして助けを求められた琴塚恭子。
全てを奪われた上で体一つだけ残された琴塚恭子が自らの誇りを取り戻すために立ち上がる!
第一章~海と彼女と明けに咲く花 脱稿
第二章~星と彼女と横縞の海 大まかなラインで構成
第三章~構想
「なんだってかまやしないさ、厄介事が僕の仕事だ」
※この物語は拙作「琴塚さんはビッチである。」シリーズの第六編になります。
単独でも読めないことはありませんが、本編や登場人物はネタバレの塊なので、興味を持たれた方は是非一作目からどうぞ。
※文中の記号に付いて。
※ カメラの切り替え
※※ 同一人物視点でシーンの切り替え
※※※ 人物視点の大幅な切り替え折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-22 21:00:47
150830文字
会話率:27%
Ωバースと学園ものが読みたくて、書きました。
僕たちは、同じ悲しみ、苦しさ、悔しさ、痛み、喜びを知っている。けれど、同じようだけど、一人ずつ違う経験をしている。同じΩ同士、助け合って学園生活を送る・・・。自立心が強い主人公、深優希(Ω)
が運命の番、一臣(α)に出会い、奪われ、心を開き、幸せになるまで。
第一章 α兄による、Ω弟の子育て編。
第二章 Ω弟の学園編。αに出会って、番になるまで。
第三章 Ω弟が、番に心を開いて主人公が幸せになるまで
第四章 エピローグ 卒業
微妙な表現があるお題の後に※を入れました
R18を投稿したので、R18に※※を付けました。
本編完結後、番外編を投稿しました。推敲して、あと少しだけ訂正を加えるかもしれませんが、大筋に変更はありません。ブックマーク、評価、感想を下さった読者の皆様、大変感謝いたしております。本当にありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-17 02:28:03
443878文字
会話率:61%