子爵令嬢のセラフィーナは、侯爵子息のロードリックと婚約していた。だが彼女が調律姫という特別な地位を得たある日、父親の子爵は侯爵家に、婚約破棄を告げる。もっと高位の貴族とセラフィーナを結婚させるためだった。
誇りを傷つけられ怒りつつも侯爵は
それを受け入れるが、ロードリックは納得できない。セラフィーナに気持ちを問うべく訪れたロードリックに、彼女が持ちかけたのは、賭け、だった。
やがて婚約破棄の真相を知ったロードリックは、賭けに勝って彼女の体を暴いたその夜を後悔し、彼女を取り戻そうと決意する。一方、娼婦に落ちたセラフィーナは、生きるためだけに娼婦であることを受け入れていた。そんな二人が、四年の時を経て再会し、結ばれるまでの物語。
ヒロインの職業上、ヒーロー以外との性描写があります。
ヒーローとの性描写→☆
ヒーロー以外との性描写→★
と小題につけますので、苦手な方はご自衛くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 20:00:00
137805文字
会話率:46%