目を覚ましたとき、俺は知らない惑星の砂の上に倒れていた。
周囲には言葉を話す“女”たち──いや、“女の姿をした支配者”たち。
男はここで物言わぬ家畜。発情期にだけ価値がある、射精と交配のための“器官”として、檻に繋がれていた。
男の数は、
女の十分の一。
発情は年に数回、射精回数と精液の活性値によって価値を測られる。
そして、俺は検査の結果、“平均の13倍”という異常値を示し、この惑星で“特級の種”として扱われることになる。
名を奪われ、「774番」と刻まれた焼き印。
立って歩くことすら許されず、四足で引き回され、陰部の反応を測られ、射精皿に“活性体”を吐き出す毎日。
羞恥も怒りも通じない。“言葉を持つ雄”はただの研究対象にすぎないのだから。
だが──
墜落した俺の宇宙船を発見した国家が、ある“取引”を持ちかけてきた。
「科学知識を差し出せ。さもなくば、お前の人生は生殖器の価値で終わる」
市民権か、家畜としての一生か。
それでも「射精するかぎり生きられる」──この惑星において、唯一与えられた生存条件だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 20:50:12
5317文字
会話率:21%
【現在休載中】※卑猥・下品な単語が多いパコ。苦手な人はブラウザバック推奨。
エロが書きたくて書いているせいでセックスしていたり猥談を話すことがとにかく多いアダルトBL小説。でも主人公の前世は割と暗め。
エロ要素が出る頻度が高すぎるため次ヤり
ます等の事前警告とかは特にないです。
明けない夜が続く戦場で軍医をしていた男(38)は患者を他病院へと運んでいる途中で首に銃弾を受け儚くその命を散らす。
しかし不憫なことに彼はそのまま男しか存在しない世界へと異世界転生してしまうのだった。
『ここはオスとメスという概念はあってもおっぱいやマンコはなくチンコはどちらにも付いているという性別の外面がまるっと変わってしまっている世界で、なんと胎生ではなく卵生という繁殖方式を取るようだ。』尾賀五ツ木の手記より引用。
生まれたときから心は男だというのにメス扱いをされることで悩み、路上や公園、学校と何処でもセックスをするその世界の人類に対しても前世の常識とのギャップで頭を痛めて生きてきた主人公。
”番”と呼ばれる謎制度にも振り回されながら生きてきた。
そんな、中身はいい歳こいたおっさんの”五ツ木”と現在の世界の常識で生まれ育った番の少年”文也”がきちんと向き合い共に生きるまでの物語。
主人公は元々生きてきた異世界でかなり戦闘能力が高かったのでこの世界のメス個体としては異常に強いです。チート要素かも。
オメガバースのジャンルとはちょっと違うかもしれません。オメガバースは産卵はしない…はず?
主人公に産卵はさせます。します。しました。
近況作者報告↓
スマホでも読みやすいようセリフ内改行は出来るだけ無くしました。
2021/06/09
現在一から読み返しながら小説の加筆修正中。読みやすいって何だろうって考えながらいじいじしてます。
検索タグをどうしたらいいのか本当に分からなくて取り敢えず情報を詰めてみました。ピクシブみたいに他の人に編集してもらえないのかな…??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-18 20:00:00
406815文字
会話率:51%