精霊と一緒シリーズ①
したくないです。異世界トリップなんて…。なのに、何の無情か素っ裸(マッパ)のまま、王の寝台の上に落ちました。せめて、人がいなけりゃいいのに、部屋には王がいました(泣)。
これじゃあ、変質者じゃねぇ? おまけに、黒いマリ
モのような虫がひっついて離れねぇ…
泣くほど、黒い虫が苦手な俺の素足にだよ。泣いていいですか…っていうか、泣いてます。
その黒い虫、神殿で祭られるほどのありがたい精霊なんだそうです。って言われても、俺は、そんな黒いマリモ(精霊)に好かれたって、嬉しくもなんともないんですけどぉ…
※一迅社様創刊のロワ・ノベルズより2/20書籍化されました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 00:00:00
604115文字
会話率:24%