目黒にある和菓子屋の一人娘林晴子は花が大好きで大学を卒業後家業を継がずに白金にある花屋に就職したが、そこで堀口伸と言う青年に出会い恋に墜ちる。
堀口は丸の内の商社に勤めていたが、ふとしたきっかけで得体の知れない組織に引き込まれて仕事を手
伝う内に不慮の事故に遭い若くして他界してしまう。
この物語は晴子が今は亡き恋人の墓参りをする所から始まる。
晴子の恋人だった堀口の職場の同僚橋口理恵は密かに堀口に好意を寄せていたが、堀口が関わった組織に興味を持ち嗅ぎ回る。だが橋口理恵が晴子に近付いた事が組織の者に知られ、理恵と関わりを持ちたくない晴子は誤解されて、それを良としない組織に目を付けられ組織員剣持弥一に拉致・誘拐され、軽井沢の別荘で辱めを受け余計な事に首を突っ込むなと脅される。晴子は亡き恋人の弟に助けを求め救出されるが、やがて晴子を拉致した剣持の子供を懐妊してしまう。晴子は悩んだ末、お腹の子供は死んだ恋人の子だと親にウソをついてシングルマザーとして生きる決意をする。
剣持弥一は今は亡き父親と親交があった山田と言う男の世話になり山田が率いる組織の一員として活動しているが、根は真面目な青年で、レイプした晴子を陰で見守る。
この物語は晴子の周囲で次々と起こる事件を展開しつつその中で晴子が健気に生きて行く姿が綴られている。
なお、目黒の林菓房や投資顧問の山田は筆者の小説[沙希]にも登場する。
本書はフィクションであり、登場人物、団体その他特に断りのないものは全て架空で実在するものと関係はない。なおこの小説は子供たちの読み物としては相応しくない部分が含まれているため、R18の取り扱いとさせて頂いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-13 11:06:12
360553文字
会話率:47%
自宅にいながら、日本国内ならあらゆる場所へ出向き、見て、触れることが可能なシステムが完全普及した二一〇四年。警察公認の賞金稼ぎのナナとプリシアのコンビは、政府を脅迫する自然回帰主義の過激派組織の検挙という大仕事に取りかかることに。
予想外
に大胆な過激派組織の動きに翻弄され、対応は後手後手に回ってしまいながらも、どうにか組織に近づき、追い詰めていく二人。
しかし、組織にはとんでもない切り札があった……
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10年くらい前に考えついたネタをベースにしたSFサイバーアクション。
元々はR18のネタじゃなかったんだけどなぁ……
主人公も男性2人だったのに、どうしてこうなったのか自分でもイミフ(^^;
お仕事の合間合間を見ながらなので、毎日とか定期的にUPは難しいのが実情ですが、できれば最低でも週1くらいでは続けたいな、と。
そんな本作、もしお楽しみ頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-01 03:23:13
8522文字
会話率:29%