ノルゼア伯爵の息子であるロシエルは、父の後妻の連れ子、フィラメーラを愛していた。
フィラメーラは、ロシエルと同じ紫の瞳を持つ美しい少女で、ロシエルの歪んだ想いを知らず、無邪気に彼を慕ってくる。
やがてフィラメーラへの想いを断ち切るため、聖騎
士となり家を離れたロシエルは、実兄であるヴァレントがフィラメーラに手をつけたことを知る。
淫魔の血を引くフィラメーラを共有しようと唆す兄に、ロシエルが選んだ答えは。
妹を偏愛する兄と、兄様大好きな妹のお話です。
地雷要素がたくさんあるので、キーワードにご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 10:00:00
30002文字
会話率:21%
パーション王国の王族は約千年前にかけられた呪いにより、子供ができにくい体質。
呪いをかけたのは淫魔の血を引く魔女。彼女は「呪いを解きたければ、王族の男と淫魔の血を引く娘を結婚させろ。年齢差は必ず七つでなければならない」と残して亡くなった。
しかし、淫魔の血を引く娘の数はかなり少なく、挙句七つの年齢差をクリアできない。
その結果、呪いをかけられて千年が経ってしまっていた。
そんな中、王国に現王太子セースよりも七つ年下の伯爵令嬢スヴェアが生まれた。
スヴェアは淫魔の血を引いていることもあり、王家はスヴェアが生まれてすぐに婚約を打診。スヴェアは生まれてすぐにセースの婚約者となった。
が、多情な淫魔の血を引く娘に王妃が務まるのか。さらには、スヴェアが気の弱い娘であったことから、周囲はスヴェアはセースに似合っていないと心無い言葉を投げかけてくる。
……スヴェアの本当の姿など、知りもせずに。
これはゆるふわ系の執着王太子×淫魔の血を引く伯爵令嬢の、呪いを解くために始まった婚約が、真実の愛へとつながるお話。
◇掲載先→アルファポリス、エブリスタ、ムーンライトノベルズ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 11:15:42
32600文字
会話率:35%