藤原は出張でロンドンへ入る。そこで再会した幼馴染。藤原は商社の重役。相手は警察出身の外交官。
久方ぶりの再開は、藤原の心に深く宿った思いに自ら望んだもの。懐かしい会話から望んだ名が出た。
それと共に激動する世界経済の変化の一旦を覗き見る。そ
こから始まる新事業と懐かしい人との再会。
円高に揉まれる日本経済の中で、変化に追随しようともがく中小企業の悲哀。そして国境を越えた愛。
土を選び咲き誇る日本の「桜」と、そこにある土に咲こうとする「むくげ」、花に違いはないけれど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-05 10:49:51
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会話率:35%