若き女王が統治する国、シュレンベルグ。レヴェンタール家は国内でも指折りの名家だが、王に仕え、表沙汰にはできない汚れ仕事を引き受ける闇の一族でもあった。
エルヴィーラは当主のテオドールと結婚し、割り切った関係ではあるものの、それなりに良好な夫
婦生活を送っていた。しかしあるとき夫が行方不明になり、一族の使命と命運をたった一人で背負うことになる。
やがて行方不明だった夫、テオドールが発見されるが、彼は記憶を失った上に見知らぬ女性と暮らしていて―――。
同じ宿業を背負う男と女の、愛し合っているのにすれ違い続けるお話。
(なろうでも通常版を別名義で連載中です。話の雰囲気は暗くシリアス。予告なく性描写、残酷描写、戦闘描写が入りますのでご注意ください。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-01 20:12:01
107404文字
会話率:32%