どこか別の世界の、歴史の何かを間違えてしまった日本。その21世紀初頭。
敗北を知らぬ経済発展と、限度を知らぬ資本主義礼賛は、この国を世界一、そして唯一無二の技術・経済超大国へと変えていた。
人々の、尽きることのない資本と欲望が生み出した、“
理想社会(ユートピア)”
そこでは、金という絶対的な力が、覆ることのない絶望的な格差で人々を分断していた。
巨大な壁によって、物理的にも経済的にも"外側"とは分断された東京。
尽きぬ欲望の街における、最高級クラスの派遣型風俗サービスが「イノセントガールズ」であった。
そして今日も、「純粋で理想の恋人」との一日を提供するため、2人の少女が客の元へ向かう。
行きすぎた超資本主義によって歪んだ、人々の果てない欲望を叶え、受け入れるために。
※2022/12 一章を全面改稿。またpixivへの同時投稿を始めました。
現在二章を執筆中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 19:22:11
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会話率:26%
少し未来の話。勤め先で出会い恋をしたのは人型ロボット。だけど想いを伝えることもできずに、会えなくなる。そんな時、同じ型番のロボットを派遣型風俗店で見つけ、悩んだ末に家に呼ぶことにする。そっくりなロボットを抱いて、恋を終わらせるつもりで。
最終更新:2019-12-19 00:45:40
13444文字
会話率:26%