雪に閉ざされた森と湖の国スオルランドは、事実上エーデマルク王国の属国だ。
スオルランドには「スオラの民」を自称する不思議な不思議な先住民が住んでいて、エーデマルク人は彼らを雪の森の妖精と呼んでいる。
「スオラの民」は生まれた時皆両性体らしい
。それが結婚すると「つがい」にあわせて男性か女性かに変化するのだという。
しかしエーデマルク人は「スオラの民」が変化するところを見たことがない。どうやって変化するのか、伝説だけが独り歩きしていて、誰一人仕組みを把握していなかった。
形ばかりのかりそめの王としてスオルランドに派遣されたグスタフは、ひょんなことから「スオラの民」の変化前の「少年」ルスカと出会う。
やんちゃだが素直で可愛らしいルスカ。
徐々にグスタフになついてきたルスカは、グスタフのためなら女になってもいいと言い出すが……?
※両性体→女性に変化する話です。最初のラブシーンは男性×両性ですが、最後のラブシーンは男性×女性になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 19:00:00
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