冒険者は自分の腕を切り落とした薬師を逆恨みした。
彼女は魔獣よけの石を持っている、そんなモノ聞いた事がない、たかが薬師のくせに。
そう思って忠信従っ、それが国の未来を破滅に導くモノだとは。
最終更新:2021-10-23 15:53:00
3001文字
会話率:45%
度重なる夫からの暴力が原因で、母·路子は、買い物に行くと言って以来、この日帰って来ることは無かった。
酒乱が原因で離婚する夫婦がいるのは、小学5年の萌花でも理解は出来た。同じクラスにも、片親の子がいるから。離婚した親の子は、だいたいが母
親と暮らしているが、萌花は父親とふたりで暮らすのが怖かったから、もし離婚になっても母親だから連れて行ってくれると信じていたのに、母親から棄てられた。
なるべく父親から打たれないように、絶えず気を使う萌花だったが、ある日全てをその父親によって奪われていく。
『萌花。お前だけは、俺を棄てないでくれ』そう言い、父親は強引に萌花の中に入り、中学生で初めての妊娠·中絶を経験。
少し成長した萌花の前に、やつれた顔の路子が現れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-15 09:32:39
1898文字
会話率:49%