「私は、この子の母親だから…この子を全力で守る義務がある」――ニホンの医大に通う楠木カレン(20歳)は、トラックの事故に巻き込まれ死んだと思った瞬間、見知らぬ世界に転移していた。カレンが転移したパラビナ王国では、黒髪・黒目の異世界転移者は聖
女・聖人と呼ばれ、国を救う異能を持っているとされており、カレンには転移後、精霊を視ることができる能力が備わっていた…!パラビナの国民が魔術を行使することで身体に生じる病魔ストレスに悩まされている事を知り、周囲の反対を押し切り、魔物討伐部隊に参加したカレン。聖女として、人々を癒していく中、愛する人に出会ってしまった。しかし『異世界から転移してきた聖女・聖人は子供は為せない』という事実を知ったカレンは、絶望する。そんな中、新たにニホンから転移してきた者がいた――「私が本物の聖女でしょ。アンタは必要ないの、だから消えてくださいね?」
※※この物語は、ムーンライトノベルズ(BL)で連載中の「深窓の異世界転移者2世(聖女の息子)は未だ愛を知らない」の主人公ノエルの母親のスピンオフとなっております!本編で語れない物語をこちらで書いていくつもりです。ゆっくり更新予定☆☆
※こちらの物語は男女の恋愛物語が中心ですが、同性婚・複数婚が一般的にある世界ですので、そのような描写や表現も含みます※R18は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 18:03:38
1529文字
会話率:38%
冒険者は自分の腕を切り落とした薬師を逆恨みした。
彼女は魔獣よけの石を持っている、そんなモノ聞いた事がない、たかが薬師のくせに。
そう思って忠信従っ、それが国の未来を破滅に導くモノだとは。
最終更新:2021-10-23 15:53:00
3001文字
会話率:45%
度重なる夫からの暴力が原因で、母·路子は、買い物に行くと言って以来、この日帰って来ることは無かった。
酒乱が原因で離婚する夫婦がいるのは、小学5年の萌花でも理解は出来た。同じクラスにも、片親の子がいるから。離婚した親の子は、だいたいが母
親と暮らしているが、萌花は父親とふたりで暮らすのが怖かったから、もし離婚になっても母親だから連れて行ってくれると信じていたのに、母親から棄てられた。
なるべく父親から打たれないように、絶えず気を使う萌花だったが、ある日全てをその父親によって奪われていく。
『萌花。お前だけは、俺を棄てないでくれ』そう言い、父親は強引に萌花の中に入り、中学生で初めての妊娠·中絶を経験。
少し成長した萌花の前に、やつれた顔の路子が現れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-15 09:32:39
1898文字
会話率:49%