蒸発した両親の借金をブラック法律事務所の薄給で返済し続けている只野 新は、借金を完済し終えたその夜、走り込んできた電車にはねられる。新が目を開けるとそこは、鳥に変身できる獣人たち「鳥人」が闊歩する異世界・バーランドだった。
新は出会った男た
ちに突然脚の腱を切られる。極寒の中放置され死を覚悟した時、美しい男にキスで傷を治癒される。男はバーランドの国王、ペラジカス・勇仁で、位の高い鳥人の体液は治癒能力があると教えてくれる。両脚の自由を失った新は、勇仁の計らいで彼の城に道化師として連れ帰られる。道中、勇仁が「真白き鳥と番う」という言い伝えを信じ、独り身を貫いていると知る。
自分は無能で代替可能な存在だから、人一倍働かねば生きる意味はないと焦る新に、勇仁は「自分のために生きろ。自分を大事にしろ」と叱責する。生まれて初めて自分のために怒ってくれた勇仁に感激した新は、勇仁が推し進める、王族への累進課税制度(新法)について進言し、法律で勇仁の役に立ちたいと頼む。勇仁は新を重用するようになり、二人の仲は親密に。勇仁は、自分が生まれる際に母が死んだため、父から「母殺し」と憎まれ続けていることを似た境遇の新にだけ打ち明ける。新は父に愛されたいという勇仁の本心を暴き、対話を促し、勇仁を驚かせる。
勇仁は、自己肯定感の低さから自分を大事にできない新に、ともに時間を過ごすことで癒やされていることを告げる。新はその夜、勇仁との淫夢を見、彼を愛していると自覚する。勇仁は貴族たちを招いた宴会で新を王妃として扱い、愛を告白する。
しかし、新の試練はここから始まるのだったーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 22:29:01
99338文字
会話率:36%
ギリシャ神話二次創作で、オウィディウス『変身物語(転身物語)』中の「ユピテル(=ゼウス)に犯されたカリスト」のエピソードを再構成し脚色したものです。
子供向け星座神話本などでのお馴染みのエピソードですが、元ネタであるオウィディウスの版だと
、それ自体のうちに
「女体化」「偽百合」「百合の間に挟まる男」「凌辱」「凌辱後のトラウマ」「妊娠強制露出」「ヤンデレ」「美少女を虐げる熟女」「獣化」「母殺し(未遂)」
―嘘でなしに、ここまでの要素が詰め込まれているえげつなさです。
基本的なストーリー自体は原典からほぼ改変していません。ですのでオリジナル作品なら描かない方針の本番・凌辱シーンもあります。ただもっぱらカリスト視点で描くことで、彼女への可哀相萌えをさらに追求してみようというのが創作意図です。
内容的に「ガールズラブ」タグはつけていますが、描かれているのは偽物です。
元の話の前半にあたり、後半の内容は次の作品で取り上げます。
さらにもう一つの作品で「どうしてこうならなかった」版をつくる予定ですので、百合の間に挟まる男が許せないという方は、ぜひそちらを読んで溜飲を下げていただきたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 12:01:05
11300文字
会話率:24%
神界に双子神の片割れとして、生まれたレイ。双子は不吉であり、レイには、神として司る真名がなかった。双子を産んだため不死である母も死んだことから、母殺しであるとレイは神界の王である父神に疎まれる。兄の第1王子は、父と同じ黒髪黒目、双子の母の金
髪翠目も受け継ぐことなく、銀髪碧眼であった。双子とも、美しかった母ににて、大層美しく、黒曜の君、青銀の君と呼ばれるようになった。兄も弟のことを愛していた。しかし、父王は、最愛の妻を失い、闇に取り憑かれてしまっていた。父王は、第2王子の美貌に目をつけ、天界人界魔界の征服を目論むようになった。また、青銀の君には、特殊能力があり、父王に知られてしまう。レイは、兄をたてにとられ、父に絶対服従を誓わされる、父をはじめ、夜毎男達に抱かれるようになる。兄と弟すれ違いながら、さまざまことを乗り越え、やがて結ばれる話。最後は、ハッピーエンドですが、兄以外との性描写多数、すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-08 10:37:24
1264文字
会話率:31%