幼い頃に『番い』という存在があるということを母親から聞きいた。しかしそれは神からの祝福とか、ご大層なものなのではなく、底意地の悪い何か良からぬ者の呪いなのではないのか?と思った。
適齢期も過ぎ、タカをくくっていたのが悪かった。某日、日差しも
陰り始めた夕刻に、とうとう俺の目の前に『番い』というものが現れたのだ。
お互いに殺傷能力抜群の武器を構えながら。
この話には死に関する話が多いです。
死を推奨するような事は一切ありません。
完結済です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-16 01:28:26
86051文字
会話率:25%