東の果ての国の皇太子の婚儀に招かれたハイヤトゥン・ハウルは異様な光景を目にした。花嫁はどこか人形のように虚ろな顔をしていた……。
数日前、結婚を急かされていた白夜は見合い話を断ろうと庭に出ると、若い娘を見つけた。なぜかその娘に強く惹かれ
、執着するようになる。しかし、娘は白夜を拒み続ける。どうにかして彼女の心を掴みたいが、白夜の意志には関係なく、暴走する魔力で心を壊しそうになる。悩む白夜の前に、楓と瓜二つの見合い相手と、かつて失ったはずの愛した人が現れ、白夜の心は揺らいでしまう。
藍蔑離紅にて連載しているものと同一です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-27 00:00:00
34403文字
会話率:50%