錬金術師。
それは、命を扱う者のこと。
良薬、劇薬の生成など。新たな技術を用いて人々の暮らしに寄り添うものであること。
だが、生命と不老不死は神秘であり、
生き物を粗末に殺すことを禁忌とす。
−−−−−
「俺と子作りしようか……」
国内最高位の錬金術師であり、他国にも名を轟かせている『最高位錬金術師《アデプト》』の名を持つロイド。
難読な彼の文字が読めることで、ロイド専属書記として採用された、旅館で働いていた少女ミカエラ。
仕事は、ロイドの実験の記録をまとめることと、彼のペットであるヘビの世話。
旅館で代筆業を請け負っていたことと、幼いときから山で育っていたため動物にも抵抗感がないということで採用されたとはいえ、
ひたすら研究のみだがどこか優しいロイドとの日々は、ゆっくりなようであっという間に過ぎていく。
雪国の田舎から王都に出てきて緊張していたミカエラにとって最高の職場だった。
ある日実験が失敗し、彼が倒れるまではーー。
一日中まぐわうという、珍しいヘビの精子からホムンクルスを培養していたロイドが、ヘビの本能のままにミカエラを溺愛してきて…
これはヘビの本能で、彼に想いは無いの?
【無口な美形錬金術師】✕【一生懸命なまじめヒロイン】!
ヘビは、怖がると丸まるボールパイソンという種類です。
⭐︎印R18です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 00:19:07
117638文字
会話率:43%
ロックバンドもの長編ラブストーリーです。
高校二年生の智樹は、アマチュア・バンドでキーボードを担当し、気の合う仲間たちと音楽活動を謳歌していた。だが、彼には同じバンドに所属する親友・怜司にも言えない秘密があった。
彼らが崇拝する人気バンド
のボーカリスト・安西響志に対し、憧れ以上の感情を抱いていることだった。
一度でいいから、安西と直接言葉を交わしてみたい――。
そして智樹は、ついに安西たちのツアーの打ち上げパーティに潜入することに成功。
雲の上の人と話せたことだけで満足し、帰路についた智樹だったが、パーティを抜け出してきた安西に捕まり、衝撃的な一夜を過ごす。
安西にとっては、ほんの気まぐれのはずだった。しかし、頑なに閉ざされていたはずの安西の心は、智樹のひたむきさに次第に傾いていく。
それが、互いにとって過酷な運命の始まりとも知らずに……。
オリジナル小説サイトに掲載したものを、加筆訂正しながら転載しています。
なお、各話タイトル末尾に※のついている部分には性描写があります。かなり過激な(時に痛い)表現も含まれますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-24 17:00:00
951873文字
会話率:38%