食べることが大好きな杏は絶賛体重増量中。会社の健康診断で肥満を指摘されメタボ診断名まで通告され再検査、落ち込むところに無視できない腰痛に悩まされているが生活習慣をなかなか変えられずにいる。そんなある日、社内の高嶺の花、巽のある秘密を知ってし
まい内緒の時間を共有することになる。自分の体型や未来への不安を見つめ直した杏はダイエットを決意するがなかなかうまくいかない。幼馴染でスポーツ好きの大翔の協力を得て体内改造を試みる杏。食生活、生活リズムを変え始めて生まれだした気持ち、同時に育まれていく巽への想いに向き合いだして杏は少しづつ自分を変え始めるのだが…。
▷なろうさんの方でも掲載、ラストからがムーンさん向け(R18描写・いちゃいちゃ追加)になります。※マークあり
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 20:20:00
100269文字
会話率:55%
普通通りにはうまく行かない家族、けれどもどこか繋がりは断たれない家族と人々。これは破滅的なのかどうなのか。
少しまじめな話です。
最終更新:2021-03-20 10:55:44
21757文字
会話率:53%
「そ、そんな……」
「だから、あなたのことは私達が守ってあげるの。大丈夫。一カ月だけよ。一ヶ月経ったら……」
女がわたしの身体を再び撫でていく。
「今日よりももっと気持ちいいことしてあげる」
何故だかわたしの渇いたはずの膣が、もう一度濡
れ出していた。それを確認するように女はわたしに触れ、そして軽く笑んだ。
「可愛い子。誰にも渡さないわ」
柔らかなキスがとても甘い。
その手が、散々なぶったはずのわたしの入り口を玩び、溜まった愛液をかきだしていく。
唇を離されると、ろくに抵抗もできずに声が漏れた。
そんなわたしを、女は包み込むような笑みで見つめている。
「他の女の卵だって許さない。あなたはもう、これからずっと、私の物よ」
囁く言葉はどこまでも冷たく、そこにわたしの自我への尊びなど決して存在しないだろう。
ああ、それなのに。
分かりきっているのに。
なんて気持ちがいいのだろう。
気づけばわたしは力を抜き、女にすべてを託していた。わたしの胎に宿る卵のことも、未来への不安も、一人の女としての人生との別れも、もう何もかもがどうでもよくなっていく。
快楽を与えられる度に、わたしの意識が変化していく。
恥というものの一切を捨てて女に抱きつきながら、やがてわたしは女に命じられた。
「誓いなさい」
その手が背中をなぞり、吐息が首筋を刺激する。
「私のものになるのだと」
指が動き、乳房を舐められる。けれど、一番触れて欲しいところを彼女はわざと避けていた。
欲望を掻き立てられながら、わたしはさめざめと泣いた。
いや、鳴かされていた。
「誓いなさい」
再度言われて、わたしの口がようやく言葉を形成した。
「誓います……あなたのものに……」
涙でかすれたその声を、女は逃しやしなかった。
全ては対価に違いない。胎を貸す対価。余所を見ない対価。逃げ出さない対価。
大きすぎる見返りは、わたしを絶頂へと押し上げ、意識すらも朦朧とさせた。
このまま死んでしまってもいい。そんな思いと共に、部屋中に響く自分の喘ぎ声を耳にしていた。
力が抜け、声も萎むわたしの耳に、女は顔を近づける。
「嬉しい」
美しい笑みが見えるようだった。
「その言葉、絶対に忘れないわ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-21 23:35:25
3805文字
会話率:37%