機械と闘争の国にして、人種のるつぼリッジバルト共栄国。
そこで出会った黒人奴隷にして闘戯士の男と白人の移民で娼婦の女。
ふたりは週に一度の逢瀬を重ねる中で互いに愛情を抱くようになる。
しかし彼は女に愛の言葉を紡ぐことは出来ない。
彼女は男に
愛の言葉を教えることはしない。
ただただ体を重ね、通じない言葉で愛情を囁くだけ。
それでもふたりはささやかな幸福を感じていたのだが―――。
確執。同胞。転職。そして、条約改正。
二人を取り巻く状況が大きく変わり始めていく。
※闘戯士=グラディエーター的なものと思ってください。
※こちらは「彼女は娼婦、彼は闘戯士-くちびるに祈りを―」の続編となっております。前作を呼んだ上でこちらを読むことをお勧めします。
※更新は毎週土曜日20時を予定しています。週1ペースですが何卒よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-17 20:00:00
372092文字
会話率:29%
〈機械と闘争の国〉にして人種のるつぼ、リッジバルト共栄国。
そこで出会った、南の大陸から買われた闘戯士(グラディエーター)の男と仕事を求めて移住してきた娼婦の女。
言葉も風習も人種も大きく異なる二人はぎこちない触れ合いから始まり、徐々に心を
通わせていくのだが―――。
※先日投稿させていただきました「彼女は娼婦、彼は闘戯士。」の前・後日譚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-01 20:11:39
342577文字
会話率:27%