あの心療内科放火事件の真髄に迫る心理的サスペンス
過去の強烈なトラウマ、踠き苦しむ現実、途方もなく暗い未来、こんな境遇に居る人に何をどう伝え励ますことができるだろうか。できるはずがない。何もできない。
止まない雨はない。明けない夜は
ない。そして、日はまた登る…
こんな無責任な事、決して言えない。
せめて、死神に曙光が射すまで、耐え抜けと…
重度の鬱病に苦しむ1人の男が暗闇に嘆き、そして絶望する日々をダイレクトに綴る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 16:22:54
131286文字
会話率:12%
突然、霜月揚羽自身の身に降りかかった放火事件。仕方なく亡父の友人である同僚警官が紹介してくれた自分よりも年下で、しかもイケメンで金持ちというのに、階層が下の彼の家でお世話になる事に――。それは彼女の周囲の環境を一変させ、彼女が長年抱えていた
謎の歯車が回りだした瞬間でもあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-12 23:35:45
5620文字
会話率:31%