抄和二〇年、八月二十五に幕を閉じた樺太での大日本帝國軍とソビエト連邦軍の戦闘は、わずかに一個の歩兵師団の「蹂躙」で、日本側の大勝に終わった。しかしそれは歩兵の所業でなく――ごく限られた軍部の人間しか知り得ぬ「人狼」の部隊だからこその大勝だっ
た。
「人狼師団」の長を務める府津羅宗一郎少将は、捕虜の女の首を絞めながら犯す事に快楽を見出す性的異常者であったが、彼についていけば好き放題に捕虜を凌辱できると部下からの信頼は厚かった。そんな彼が、唯一、行為の最中であれど良心の呵責を覚える女が一人、いた――。
※全年齢の投稿に伴いタイトルを変更しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-22 16:00:00
9714文字
会話率:44%
◆「ドクター、穴が欲しいんです!」初恋の相手は人間の男、海洋生物学者のラウロ。人間の男に関わっちゃいけないって掟があっても、お姉ちゃんに怒られても、彼のことは諦められない!『穴』まで作った人魚のヨギノだが・・・?◆ちょっとお下品な用語も出て
きますのでお嫌いな方はご注意を。残酷、って程ではありませんが戦いのシーンがあります。※予告なしで性描写入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-04 16:04:28
42879文字
会話率:37%