あの時から一歩も動けずにいる私と、永遠に来ないかもしれない待ち人を待ち続ける師の、ある夜の出来事から続く関係。
忘れられないはずのあのひとが、だんだんと遠くなっていく。
代わりに身体を重ねるごとに師への情は深くなり、欲も大きくなる。
この
情を、いったい何と呼べばいいのだろうか。
私は、彼に何を望むのか。
師は、私に何を望むのか。
「魔王のいる世界のいろいろな話」
第3話 魔王と弟子の、ムーンサイドにあたります。
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20150307 完結
20150310 第3話「待ち人、来たりて」を加筆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-07 23:32:45
8520文字
会話率:40%