ガムリア王国騎士団第三小隊の隊員であるグランは隊長から、届け物の任務を頼まれる。内容自体はとても簡単なもので、いつものように何のことなく帰って来られるはずだった。そのはずなのに、いつの間にかグランは深い森の中で迷い精根尽き果てそうになってい
る。そんなグランの前に現れたのは、森の中にあるとは思えない見事な屋敷。その屋敷には一人の美しい女が住んでいた。これは人の国で暮らす狼男がただ一人の番を囲い込むまでの幸せな話。
※「腹ペコ淫魔と狼男」のグラン視点&その後のお話です。先にそちらを読まないと分かりにくい部分があるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-25 18:37:43
6888文字
会話率:65%