レティス=アーヴァインは、幼い頃に母と死に別れ、
無関心な父と新しい家族、それから意地悪な姉と暮らしていた。
ある夜会で姉の振る舞いについに我慢ならず庭園に出たレティスは
とある印象的な男性と出会う。
そしてその後すぐに王宮の離宮に呼ば
れたレティスは
あの夜会で出会った彼――リーンハルトと再会し、婚約する運びになる。
彼は『はずれ王子』と揶揄されるこの国の王子であり
日がな一日庭園でぼんやりとしていると噂だった。
だがレティスの瞳に映るリーンハルトは穏やかな、優しい人で――。
心が近づくにつれ、リーンハルトの秘密を知ることになっていく。
「人と同じようにはできないんだ」
「僕の秘密を知って落胆しなかったのは君が初めてだ」
――ふたりは、ふたりでいることで、完璧になる。
「だったら僕たち、一緒にいなきゃいけないね」
※Rはかなり後半です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 08:52:36
120896文字
会話率:45%
魔物の国の蛙王子に捧げられる生贄として育てられたお姫様。イルダはそんな自分をどんな気持ちで食べるつもりなのか、物言わぬ王子の本当の気持ちが知りたいと願う。『真の姿をさらけ出す薬』をこっそりと王子に飲ませたところ、あらわれたのは蛙ではなく人の
姿で……。
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この作品は『すなもり共通プロット企画』参加作品であり、提供されたプロットで創作した作品です
7月末締切でしたが大遅刻!すみません!!
約2万字。合計6話完結。2日に分けてupします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 15:00:00
20032文字
会話率:56%
今日は国王陛下の誕生パーティー。そして、貴族の子女の社交デビューの日。マーガリートも今年デビュタントだけれど、意地悪な姉のせいでパーティーに行けなくなってしまいました。かなしくて、かなしくて、死んだ母との思い出が詰まったハシバミの木の下で泣
いていると……?※『ネイサン伯爵夫妻は仮面夫婦』のスピンオフ。国王夫妻のお話。タグ注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-23 06:00:00
6339文字
会話率:50%