時は平安、いつの帝の御代かは定かではございませぬが、右大臣家にそれはそれはお美しい三兄弟がございました。
そんなやんごとなき三兄弟の恋の物語でございます。
○長兄忠臣様の物語
身分、財力、美貌、政治的スペックは極めて優秀、しかし恋愛偏差
値は異様に低い残念な公達、藤原忠臣は、幼い頃から一途に想い続けてきた乳兄弟の光也を実の妹に寝取られ、失恋してしまう。
その腹いせに呼び寄せた光也の弟の泉に次の恋の予感を感じるが、プライドが邪魔して、告白できない。
苦肉の策で、泉に恋人契約を結ばせるが?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-07 18:04:58
25290文字
会話率:24%